GIMPで日本の名画をGIFアニメにする!川瀬巴水「鯉のぼり」編
明日からゴールデンウィークです。
ブラック企業経験のせいで休み無く働くことにすっかり疲れてしまったわたくしは、現在稼ぎは少ないけれど好きなときに休める職場に勤めているので、ゴールデンウィークは丸々自分の時間なのでございます。ブラック企業時代の自分がこれを知ったら、窓の外のきらきらした光に顔を顰めて「ちくしょう人間の屑め」ぐらいのことを言ったに違い有りませんが、結局のところ、ゴールデンウィークであろうがなかろうが休み無く働いた奴が偉いという謎の価値観に囚われていたあの頃の一年なんて、この美しい季節の一日分の楽しさも味わえていなかったと思うのです。
そんなことはさておき、GIMPで日本の名画をGIFアニメーションにするシリーズ第8段を作りました。
今回の絵は、川瀬巴水の「鯉のぼり」です。
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続きを読む新版画家が描いた藤と美しすぎる藤グッズで、GWは家にいながら藤ざんまい
都内の桜は三月末がメインというかんじで、外国人観光客もこの頃はめっきり減りましたが、四月は四月で藤がとっても綺麗です。桜より藤!というひともいるんじゃないでしょうか。
東京の藤の名所で一番最初に思い浮かぶのは、歌川広重の浮世絵で有名な亀戸天神社です。
私は亀戸天神には行ったことがなくて、このきついカーブは浮世絵独特のデフォルメだと思っていたのですが、写真を見たらけっこうそのまんまでびっくりしました。
前回、「川瀬巴水好きにおすすめ!衝撃的な美しさと懐かしさを描いた新版画家10選 」という記事を書くにあたって色んな新版画家の作品を見ていて、新版画には藤の絵がとても多いことに気付きました。
そこで今日は藤を題材にした新版画を7つと、きれいな藤グッズをあれこれ集めてみました。
続きを読む川瀬巴水好きにおすすめ!衝撃的な美しさと懐かしさを描いた新版画家10選
ここ最近、新版画という浮世絵のようで浮世絵じゃない木版画の注目度が高まってきています。スティーブ・ジョブズが川瀬巴水(かわせはすい)という新版画家の作品を収集していたことも、その一因のようです。
私もアメリカの美術館で巴水の作品を見て、浮世絵と洋画の中間のような不思議なかんじに惹かれて、日本に帰ってきてから色々調べまくりました。
新版画とは何なのかということについて、以下の記事の中で簡単に触れていますが、一言で言うと明治から昭和にかけて制作された木版画のことで、絵師、彫師、刷師の分業によって作られたもののことです。原画を描いた絵師だけでなく、彫師、刷師も卓越した職人技を持っていたからこそ生み出された芸術だということです。
新版画家の中でも川瀬巴水は最も有名で出回っている作品数も多く、昨日の新聞にも日本橋の丸善での展覧会の広告が載っていました。
渡邊木版美術画舗(版元のイベント情報ページ)
丸善日本橋で新版画の川瀬巴水展、初期の摺画等 | 銀座新聞ニュース(こちらのサイトでは新版画についても詳しく解説されています)
また、静岡市の駿府博物館では2015年6月7日まで川瀬巴水展が開催中です。
生誕一三〇年 特別展「川瀬巴水展-郷愁の日本風景」 - 駿府博物館 - 公益財団法人 静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団
さて、以上に挙げたように関連イベントがたくさん開かれている川瀬巴水の他にも、すごい新版画家はたくさんいます。
そこで独断と偏見ですごいと思った新版画家を10人ピックアップしてみました。
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