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むけいかくなひと、しごとをさがす

むけいかくに生きていくとどうなるか実験中のブログです

祝(?)流行語!「ブラック企業」から逃げ出す言葉

ブラック企業」が2013年ユーキャン新語・流行語大賞のトップテン入りを果たしました。正直「今更?」といったかんじがしないでもないですし、元々ネット用語なのにブラック企業対策プロジェクトの代表の方が受賞したというのもよく分からないですが、いつか廃れてほしい言葉ではあります。

流行語大賞を受賞された代表の方のインタビューをいくつか読んでみましたが、長時間労働の撤廃を主張されているようです。また、若者自ら会社に対して行動を起こすべき、とも言われていました。

 

私はブラック企業に就職する前も、アルバイトなどで長時間労働は経験していました。ひどいときは連日15時間ぐらい働いていたこともありますが、それでもその会社をブラック企業だとは思っていませんでした。そのときの経験を思い出し、以前「単なる長時間労働じゃない!2つの条件が揃えばそこはブラック企業 」という記事で、どういった職場をブラック企業と感じるのかについて考えました。

また、ここしばらく「まずは自尊心を破壊すべし!ブラック企業の作り方まとめ 」といったかんじでブラック企業の社長による洗脳についても考えてきました。普通の状態であれば、過労死してしまう前に会社から逃げ出せるかもしれませんが、そのまま亡くなってしまうというのは、洗脳されていた可能性があるのではないかと思います。

 

加えて、零細企業の場合、会社に対して行動を起こすといっても、社長本人と毎日顔を合わせているわけですから、その社長に直接是正を訴えるというのも、よほど強心臓の持ち主でない限り難しいでしょう。私の場合のように、社長が恐い団体の人であったりしたら、それこそ辞めた後でさえ法的手段に出る事もはばかられます。

http://www.flickr.com/photos/43310554@N03/8042843299

photo by TEDxAmsterdam

 

よって、ブラック企業問題というのは色んなケースがあり、識者が知ったかぶって一元的に議論出来る話では無いと思うのです。

 

しかしブラック企業という言葉が周知されたのは良かったのではないかと思います。なぜなら、会社によって洗脳されている場合、また、精神的・肉体的に疲れきっている場合、自分の置かれている状況を明確に把握できなくなるような気がするからです。言葉として具現化されると自分の状況を把握する手助けになるのでは、と思います。

例えば、一日一食も満足に摂れないよう状況が慢性的に続くと、

「ああ、忙しいな…」

ぐらいにしか思わなくなってきます。

疲れきって、寝るときに、

「ああ、このまま目が覚めなければいいのに…」

とか、朝目が覚めて、

「なんだ…生きてたのか…」

とばんやり思いはすれども、それが相当精神的に追いつめられている状態であるとは、そのときは自覚できないものです。

 

http://www.flickr.com/photos/30204977@N06/5036527221

photo by everywhereisimagined

ブラック企業」という言葉が頭の隅にあれば、もしかしたらなにかの拍子に、

「あ、この会社は『ブラック企業』なんだ!」

と気づく事ができ、洗脳状態から覚め、会社から逃げ出すことができる可能性が高くなるのではないかと思います。言葉として、または目に見える特徴として警告があればきっと過労死まで働く人も減るのではと期待しています。

私の場合も、以前「むけいかくなひとにあらわれた、ブラック企業ではたらくことの意外な弊害…の巻。」という記事で書きましたが、鏡の中の自分の顔を見て会社を辞める気持ちが湧いたことがあります。

 

なによりもブラック企業に殺されない上で重要なのは、子供の頃から会社に頼らないで生きる生き方もあるということを頭に入れておく事がよいのではないでしょうか。小学校や中学校のときによく行く職場体験も、企業のみでなく、個人で事業を興している方のところへ話を聞きに行くのもありだと思います。世界には色んな生き方があるのに、学生の頃は、「この職業に就くにはこのルート」といった話ばかりを聞かされていました。今になって、個人事業をしている方の話を聞いてみたいと思うことがよくあります。

今はまだ、会社員でないと色んなことが不利に働きますが、ブラック企業に洗脳されないためにも、自分の技能で飯を食うということがやりやすい環境になっていって欲しいものです。

 

 

先日、『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』という本を読みました。

”20代のうちに、ある分野で「100人に1人」になったら、30代では別の分野で「100人に1人」になる。そうすると、「100分の1」×「100分の1」=「1万人に1人」の希少性を獲得することができます。”

と書かれていましたが、小さい頃近所のおじさんに、

「車が好きで整備士になる人はたくさんいるけど、外国語のしゃべれる整備士はあんまりいないよ。もしそういう人がいれば外国人の客はみんなその人のところへいくはずだから、そういう人を目指しなさい」

と言われたのを思い出しました。ブラック企業を退職した後、(車とは全く関係ないですが)技術を活かせる場を見つけられずにいて、やや焦りもありました。しかし、せっかく会社員でなくなったことですし、1つの分野に固執せず新しい技術を身につけるのもありだな、とちょっとやる気がでました。

ブラック企業に引っかかっていなかったら、もっと頭の固い人間になっていただろうと思うと、一度は経験してみて良かったのかな…と思いました。

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むかしむかしあるところに、ブラック企業にひっかかったひとがいました… 

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