税金について勉強した…ブラック企業の手口が見えてきた

今年ブラック企業を退職して、去年に比べて所得がかなり減りました。

それで困ったのが、税金がとても高いことです。

所得が少ないのになんでこんなに税金に持ってかれるんだ!

ということで怒りにまかせて税金について色々勉強した結果、色んな疑惑が出てきました…。

所得税が引かれているのに源泉徴収票が出ない?

現在、事業を立ち上げるための資金集めの為に新しく仕事を始めたのですが、今年の年末調整をその会社でやってもらうことにしました。ところが、その会社で調べてもらったところ、どうやらブラック企業時代の所得税が支払われていないと言われたのです。しかし、給与明細を見ると、所得税は引かれています。

もし可能性があるとすれば、会社が10人未満の零細企業だったので、その場合は所得税の納入を毎月ではなく、年二回に分けることができるという制度を利用している…ということです。しかし1月から6月の分は7月に納めるようなので、どうもつじつまがあいません。

何か法の抜け穴があるのでしょうか…

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photo by afternoon_sunlight

 

そしてそもそも、源泉徴収票は退職時に受け取るものですが、私の場合、辞めたいと言ったらその場で建物を追い出されたので受け取っていません。もし退職時に受け取らなかった場合は、国税庁のホームページによると、

「年の中途で退職した者の場合は、退職の日以後1か月以内にすべての受給者に交付しなければなりません。」

とありますし、今までアルバイトをしたどんな会社でも、かならず郵送で送ってくれていました。ところが、例のブラック企業の分は発行されていません。…というのを前の記事で書いたのですが、さて、ないならないで、一体どうなってしまうのでしょうか?

 

源泉徴収票がない場合の確定申告

調べたところ、やはり前職の源泉徴収票が無いと会社としても年末調整はできないようです。今の会社でどういう扱いになっているのかは、もう少したたないと分かりませんが、もし、年末調整が行えなかった場合、自分で確定申告することになります。

会社の倒産など、やむを得ない事情で源泉徴収票が発行されない場合、給与明細などで代用できる可能性があるそうです。

そこで改めて給与明細を確認したところ、会社の名前がどこにも入っていないことに気がつきました。これでは本当にその会社から給与の支払いがあったかを証明できません。やはり何かやましいことがあるのでしょうか…真相に近づくのが恐くなってきました。

 

厚生労働省助成金を悪用するビジネスか?

先日、市役所に行って失業中であることを伝えたところ、

ハローワークに登録していますか?」

と聞かれました。雇用保険の支給条件に当てはまっているかどうかを確認するための質問だったのですが、私のいた会社は雇用保険に加入していなかったので、どっちにしろ支給されません。

それで、雇用保険制度のことが気になって、ハローワークのホームページを見てみたところ、

事業主の方のための雇用関係助成金 |厚生労働省

というリンクを見つけました。そこを見てみたところ、若年者を雇った場合、雇用情勢の厳しい地域で人を雇った場合、従業員に対して職業訓練を行った場合など様々な条件で助成金が支給されることが分かりました。

これらを詳しく見てみると、雇用された人が働いた日数や従業員に対してどんな教育をどれぐらいいの時間行ったかなどの条件が定まっています。支給される金額はそれぞれ違うのですが、例えば「トライアル雇用奨励金」では、未経験の職種に就く人を雇った場合、一人当たり最高で月4万円が支給されます。

もしかすると、ブラック社長はこういった制度を悪用していたのではないかと思われます。おそらく申請に際して提出しなければならない書類も、協力者がいれば偽造できるでしょう。ブラック社長が、役所も小さい会社までは目が届かない、といった内容のことを言っていたのはそのことかもしれません。

 

これから就活される方へ、底辺のアドバイス

こんな酷い会社はそうそうないと思いますが、就職活動の際には、しっかりとした方法で書類を扱う会社であることを確認されると良いでしょう。

  • 面接の際に、自分の履歴書にきちんと目を通した形跡があるか
  • 求人票の内容と、話の内容に齟齬がないか
  • 採用通知書など、重要な書類がきちんと発行されるか
  • もし、会社から書類を渡された場合は、正式な書式で作成されているか
  • 書類に担当者名や会社名が入っているか、重要な書類の場合は会社印が押されているか

こういった当たり前のことができているかを見極める為にも、退屈と思わず、ビジネスマナーをしっかり勉強されておくことをお薦めします。自分が実践するビジネスマナーでなく、ブラック企業撲滅のためのビジネスマナーです。攻めのビジネスマナーです。

無教養なむけいかくなひとからの底辺なアドバイスでした!

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