読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

むけいかくなひと、しごとをさがす

むけいかくに生きていくとどうなるか実験中のブログです

いつでも辞められるけれども辞めたくないと思いながら働くことの幸せ

先日、人生初!の確定申告をしたのですが、昨年退職したブラック企業がきちんと税金を払っているのかが分からず、申告した全額が還付されるのか怪しいところでした。

先日、自宅に税務署からはがきが届き、おそるおそる開けてみると、還付金の支払金額が書かれていました。

見事、全額還付されていました!やった!

f:id:and-number-9318-42:20140428135157j:plain

 

去年の年収自体が低いのでたいした金額ではありませんが、それでも嬉しいものです。やはりお金の心配は無いに越したことはありません。思えば学生時代から学費が払えるか、今月の電気代は幾らだろう…など、ここ数年お金の心配ばかりです。これでもし家族がいたりしたら…と考えると暗い気持ちになります。

本気でお金が無い!という経験をしたことのある人には分かると思うのですが、そのことを考えていると、すごく投げやりな気持ちになって、いっそのこと死んでしまった方が楽だな、という考えも浮かんできます。自殺の理由にお金の問題が一番多いというのも納得です。

お金の悩み以外抱えたことのない能天気な身だからかもしれませんが、ブラック企業で働いていた地獄のような日々だって、一度も死のうとは思いませんでした。辞めればそれで済む話だと思っていたからです。幸い、私の周りの人たちは良い人ばかりで、急に仕事を辞めたからといって非難したりしないという確信もありましたし、多少貯金もあったので、そこまで思いつめていなかったのだと思います。

そうでなければ、死んで逃げるしかないと思っていたはずです。ブラック企業の洗脳ってそこまでいくのだと、実体験からも思うし、実際にそうやって亡くなっている方もたくさんいますから、特殊なことではなくて、誰にでも起こり得るのではないでしょうか。

 

逃げるところがないというのは一番精神的にきついし、健全じゃないと思います。

先日読んだ「暮らしのヒント集」という本の中にこんな一文がありました。

しあわせな結婚とは、いつでも離婚できる状態であるけれど、離婚したくないと日々思いながら暮らすことです。

暮らしのヒント集 1 暮しの手帖編集部 (著)

仕事においてもこの言葉は適用できると思います。「自分にはこれしかないから」っていう職人的な生き方もかっこいいですが、多分、ほとんどの人はそんなことないはずです。職業ではなく、会社という単位で見ればなおさらです。「自分にはこの会社しかない」なんて、面接のときに言う建前だけで充分なのじゃないでしょうか。

「私にはこれしかないから…」と思い詰めた顔をするのではなくて、もっとふんわりと生きていたいと思います。思い詰めた顔を見るのは、周りも辛いものです。

 

その点、お金というのは唯一無二の価値を持つものだし、生活するのに必要最低限の額さえ無ければ他にどうしようもありませんから、お金が無いことは辛いを通り越して恐ろしいものです。持ち物を売っ払っても税金が払えなくなる、家賃が払えなくなる、そうなると色んな手続きを取らなければいけなくなって、何をどうしたのかだんだんややこしくなってきます。そんなとき役所に行っても面倒を見てくれるわけではないし、自分一人の頭では追いかけきれないことを抱え込んでいたら、だんだん「あぁ、もう死のう」という気には誰だってなるはずです。

自殺というのは精神的に弱いという問題じゃなくて、状況に殺されているのだと思います。

だから、誰か状況を冷静に見つめる手助けをしてくれたらいいのにな、と思います。コンピュータ上のシステムでもいいから、そこにお金の問題をすべて投げてしまえば、毎月これだけのお金を稼げば暮らしていけますよって、教えてくれるんです。税金の減免だのなんだの、役所の手続きは代行しておきますから、あなたはとにかく仕事を探すのに専念しなさいって、言ってくれて、何年後かまでのライフプランも立ててくれる、人とか機関とかシステムがあればなぁ、と思います。

一度でもいいからそういうプランを立ててもらえれば、死なずに済む人がいるんじゃないかな…という気がした確定申告の春でした。

sponsored link

 

【その他の記事】