GIMPで日本の木版画をGIFアニメにする!高橋松亭『関宿』編
Photoshopの代わりにフリーソフト「GIMP」を使ってGIFアニメーションを作るシリーズ第三回目は、高橋松亭の『関宿』です。
静かな秋の夕暮れの絵なので、あまり大きく動かさないようにしようと思ったら、思った以上に分かりづらいGIFアニメになりました…。
高橋 松亭(たかはし しょうてい、明治4年(1871年)1月2日-昭和20年(1945年)2月11日)は、明治時代から昭和時代の浮世絵師、版画家。
明治39年(1906年)頃、新しい版画の制作を考えていた版元の渡辺庄三郎と知り合っている。渡辺は、前羽商店の吉田竹次郎に相談すると、快く賛成されたため、彫師の近松於菟寿、摺師の斧由太郎の協力の下、翌明治40年(1907年)、前羽商店から輸出用の短冊版の山水人物図数点を松亭の号で出版した。その時の作品が「墨田堤の夜」である。この作品が、渡辺にとっても松亭にとっても、独立した木版画としての第一作であった。それらは一週間、軽井沢の松本骨董店に並べられ、避暑に来ていた外国人に売れるかどうか反応を試した。すると、外国人から好評を得、その評判のよさに、気を良くした渡辺庄三郎は、明治42年(1909年)、尚美堂として独立開業、早速、新しい木版画を目指して松亭に作画を依頼している。
関宿というところは千葉県の、ちょうどチーバ君の鼻のところにある町で、利根川と江戸川に挟まれています。
私も一度行ったことがあるのですが、広い河川敷に滑空場があったりして、のどかなところでした。
鉄道が発達するまでは、水運の要所として栄えていたそうです。
高橋松亭が描いたのも、その頃の関宿なのかもしれません。
こころにしみるなつかしい日本の風景―近代の浮世絵師・高橋松亭の世界 ハードカバー 清水 久男 (編集) ¥4,320
しかしどんなに栄えていても、秋の夕暮れは寂しいものです。私なんか都会のど真ん中で働いているのに、最近日が落ちるのが早いせいで、夕方4時頃になると「あーあ、もうなんもしたくない」という気持ちになります…。
そんなしんみりなGIFアニメでした。
元の絵
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