GIMPでPhotoshopのチュートリアルを試す!写真をビンテージっぽく加工する

海外の素敵なPhotoshopチュートリアルを見つけたので、例によって無料ツールGIMPでむりやり試してみました!

今回チャレンジしたのは、Supercolortuts というサイトのこちらのチュートリアルです。

英語の記事ですが、一手順ずつ綺麗な写真付きで丁寧に解説されていて、自分のように英語があまり分からなくても理解しやすいですので、一度見てみてください。

 

というわけで、先日三崎で撮ったこちらの猫の写真をレトロ&ビンテージなかんじにしてみます。

 

三崎の猫

よく見ると猫にピントが合ってないのでビンテージ感を出すしか活用方法がなさそうでピッタリです。

 

元記事では、レイヤーパレット上の「塗り(fill)」の値を細かく設定していますが、GIMPでは透明度しか調節できないので、適宜いいかんじになるように写真を見ながら調節しました。

 

加工後がこちらです。

三崎のレトロな猫

加工手順

《1》ガウスぼかし

元の写真を複製して、「フィルター」→「ぼかしフィルター」→「ガウスぼかし」をかけます。「ぼかしの半径」は、25pxにしました。

このレイヤーのモードを「ソフトライト」にします。

ガウスぼかし

《2》ソーベル

再び元の画像を複製し、レイヤーダイアログの一番上に移動し、「フィルター」→「輪郭抽出」→「ソーベル」を適用します。

オプションの「水平方向ソーベル」のチェックをはずすと、元記事の画像と似たような効果が得られました。

このレイヤーもモードを「ソフトライト」にします。

ソーベル

《3》エンボス

先程と同じように元の画像を複製し、「フィルター」→「変形」→「エンボス」を適用します。

オプションの「方向」は90、「持ち上げ」は25、「深度」は3にしました。

レイヤーのモードは「オーバーレイ」にします。

エンボス

《4》ノイズ

新規レイヤーを追加し、塗りつぶしツールを使って白で塗りつぶします。

「フィルター」→「ノイズ」→「浴びせ」で乱数度を20%にしてノイズをかけます。

レイヤーのモードを「乗算」にします。

 

《5》赤っぽくする

「編集」→「可視部分のコピー」で画像全体をコピーします。次に新規レイヤーを追加し、そのレイヤーに今コピーした画像を貼り付けます。

「ツール」→「色ツール」→「トーンカーブ」でオプションの「チャンネル」を赤にして、いいかんじに赤茶けたビンテージ感が出るようにカーブを調整します。

トーンカーブ

《6》白黒画像

元の画像を複製し、「ツール」→「色ツール」→「脱色」で、画像を白黒にします。

レイヤーモードを「オーバーレイ」にします。

今作った白黒の画像を複製し、「ガウスぼかし」をかけ、「不透明度」を50%にします。

gimpレイヤーダイアログ

《7》白いレイヤーを追加

新規レイヤーを追加し、白で塗りつぶします。「不透明度」を10%にします。

 

《8》グラデーションマップ

「編集」→「可視部分のコピー」で画像全体をコピーし、新規レイヤーを追加した後、貼り付けます。

ツールボックス上でピンクと黄色を選択しておきます。(元記事では#B6259Aと#FFF429です。)

gimpツールボックス

「色」→「カラーマッピング」→「グラデーションマッピング」を適用します。

レイヤーモードを「色」にします。

グラデーションマッピング

《9》ブラシ

新規レイヤーを追加し、ブラシのサイズを思いっきり大きくして、好きな場所に丸く色を付けます。

ブラシ

「フィルター」→「ぼかしフィルター」→「モーションぼかし」を2回かけます。より数値を大きく設定するとよさそうですが、処理に時間がかかるので、程々が良いです。

レイヤーモードを「スクリーン」にします。

ブラシがはっきり出過ぎる場合は、不透明度を調節します。

 

完成!

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シャッターのさびさび感が強調されて、いいかんじにレトロになりました。お蔵入りしてた他のぼけぼけ写真も復活させてあげられそうです。

 

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