Photoshopなんか持ってないので、無料ツールGIMPでロングシャドウを作る
最近、国内や海外のブログで紹介されているPhotoshopのチュートリアルを眺めては、「いいなぁ~やってみたいなぁ~…」となるのにはまっています。
ですがPhotoshopなど持っていないし、仕事で使いもしないのに購入するには高すぎるし…
ということで、代わりに無料版Photoshopと噂のGIMPをダウンロードしてみました!
GIMP - The GNU Image Manipulation Program
GIMPでもPhotoshopと同じように、「ドロップシャドウ」機能で一発で影をつけたりできるわけですが、去年あたり流行ったロングシャドウみたいな、長く伸びる影をつけるのは、標準の「ドロップシャドウ」では難しいようでした。おそらくPhotoshopでは簡単にできるのに……
そこで素人なりに頑張って考えて、GIMPでロングシャドウまがいのものを作ってみました。
頑張ったといっても、作業時間は10分ぐらいです。
≪1≫
まず、テキストツールで適当な文字をいれます。
≪2≫
別にロングシャドウとは関係ないのですが、ちょっと「もの」っぽい感じを出したかったので、文字にノイズをかけてみました。
フィルター≫ノイズ≫HSVノイズ で、プレビューを見つつパラメータを動かしてそれっぽい感じにします。
これでなんとなく表面のザラッと感が出ます。
≪3≫
フィルター≫照明と投影≫ドロップシャドウ で影をつけます。
影の位置(オフセット)をX:1、Y:1にしています。
色が真っ黒だと後々濃すぎる感じになるので、薄い灰色にします。
こんなかんじ。この時点でシャドウはいまいち見えません。
≪4≫
次に今作ったシャドウのレイヤーを選択し、複製ボタンをクリックしてレイヤーを複製します。
この複製したレイヤーを、移動ツールを使って少しずらします。ドラッグ&ドロップでちょっとだけずらすのは難しいので、キーボードのカーソルの「↓」「→」を一回ずつ押してやや右下に移動させます。(下に1px、右に1pxです)
これをひたすら繰り返して、ながーい影を作っていくのですが…
めんどくさいので、
ドロップシャドウのレイヤーが5枚ぐらいになったところで、一旦シャドウだけをまとめてコピーしてしまいます。
- 左側の目をクリックして、文字レイヤーと背景を見えなくします。
- そして、レイヤー≫可視部分をレイヤーに をクリックして、「可視部分コピー」を作ります。できたら、また目をクリックして文字と背景が見えるようにしておいてください。
そして、この「可視部分コピー」も先ほどと同じように、ずらします。今回は5枚分重ねたので、「↓」×5回、「→」×5回でちょうど良い位置にずれます。(5pxずつ)
≪5≫
「可視部分コピー」をさらにコピーしてずらしたのが、こちら。
だいぶ長くなりました。
好きなだけ伸ばしてください。
≪6≫
ここからは、フラットデザインのロングシャドウとは呼べなくなると思いますが、もうちょっとリアルな影にしてみたいので、濃い影の周りの薄い影も再現します。
- 工程≪3≫と同じように、文字レイヤーに影をつけるのですが、≪3≫のときよりも色をさらに薄くします。
- 薄い影のレイヤーが、文字レイヤーの直下に入るので、それを一番下に移動させます。
- 今まで作っていた影の左側にくるようにずらします。
- リアルに見えるように、現実の影なんかを観察しながらそれっぽくコピーしてずらして…を繰り返します。
- 影本体の右側も同じようにして、ふわっと拡散させていきます。
≪完成≫
たいしたテクニックじゃないですが、GIMPで、しかもこんな適当でもロングシャドウが作れました!
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