GIMPで写真を水彩画風に加工する!簡単7ステップ所要時間10分

GIMP 水彩画風

PhotoshopまたはIllustratorチュートリアルを無料ツールGIMPでむりやり再現するシリーズ、昨年は5本チャレンジしました。

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その他にもgifアニメーションを作ったりして、けっこうGIMPになじんできたようなかんじがします。今年の年賀状もGIMPで作りました。

さてそんなわけで、新年一発目もGIMPPhotoshopチュートリアルを試してみたいと思います!

 

今回チャレンジするのはこちら

Photoshop Creative というサイトで紹介されていた、写真を水彩画風にするテクニックです。

GIMPでも再現できたので手順をご紹介します。

 

 

 素材は、昨年の東京モーターショーで撮った、こちらのどうしようもない写真を使います。

GT-R素材

性能がいまいちのスマホのカメラで撮ったため、せっかくのGT-Rにぜんぜんピントが合っていません。このお蔵入り写真を水彩画風にして復活させます。

 

1. 脱色

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まず、素材の写真を複製します。

次に、上部のメニューから 色 → 脱色 を選択し、写真を白黒にします。

 

2. 階調の反転

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色 → 階調の反転 を選択し、白黒を反転させます。

 

3. ガウスぼかし

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上部のメニューより、フィルター → ぼかし → ガウスぼかし を選択します。ぼかしの半径は、10px程度にします。

 

4. レイヤーモードを覆い焼きにする

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レイヤーダイアログの一番上にあるモードメニューをクリックし、覆い焼きを選択します。すると上の画像のようになります。

 

5. 新しい画像に輪郭フィルターをかける

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元の写真をもう一枚複製し、レイヤーダイアログ上でドラッグしてレイヤー群の一番上に持ってきます。

フィルター → 輪郭抽出 → 輪郭 を選択します。アルゴリズムはソーベル、量は1.0程度とします。

 

6. 階調の反転とレイヤーモードの変更

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色 → 階調の反転 を選択します。

次にレイヤーのモードを乗算に変更します。

 

7. コントラストの調整

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素材の写真のコントラストを調整します。やり直す場合に楽なので、素材を複製して行うと良いと思います。その場合にも、レイヤーの順番は上から3番目にします。

色 → 明るさ-コントラスト を選択し、コントラストのスライダーを動かしながら、丁度良い結果が得られるように調整します。

場合によってはレイヤーダイアログ上で、上の2つのレイヤーの透明度を調節すると、より水彩画っぽくなります。

 

完成!

GIMPで水彩画風GT-R

さきほどのどうしようもない写真が、なかなかダイナミックな水彩画風に生まれ変わりました。

調整で悩まなければ10分以内でできて、とても簡単なので、ぜひ試してみてください。

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